To DoとGTD(Getting Things Done)

To DoとGTD

「あれをやらないといけないな」という記憶を頭の中に残しておくと集中力が削がれます。できるだけ頭の外に出しましょう。いわゆるTo Doアプリは、やらないといけない事を記録しておくためのアプリです。

ただし、やらなければいけないこと(タスク)の優先順位は全てが同一ではないはずです。締切があるものやないもの、いずれやりたいなレベルの思いつきから一定期間に仕上げないといけない仕事、家族の行事など、タスクは様々です。これらを並列的に大量に並べてしまうと、何をすればよいのかわからなくなると思います。

そのため、大量に頭の外に書き出したTo Doをどうやって管理して、一つ一つこなしていくかに関するメソッドが大事になります。

デビッド・アレン氏が提唱するGTD(Getting Things Done)はその方法の一つです。詳細は本を読んで欲しいのですが、とりあえず頭の外に出したタスクをInboxにまずは入れて、そのタスクを整理する方法(ワークフロー)を説明してくれています。

GTDを実践するためにはなんらかのTo Doアプリが必須です(一応、オリジナルの方法は紙を使っているのですが、新規の人が今更紙を使う理由は何もないかと)。チェックボックスがあるだけだとさすがに機能不足ですが、iOSにデフォルトで搭載されているリマインダーでもそれなりにやっていけます。

もしプライベートや仕事が忙しくなり始めたけどTo Doアプリを使っていないという人がいれば、まずはTo Do管理からスタートするのが良いかと思います。To Doアプリはすでに山程あって、本格的なプロジェクト管理用だと使い方を学んだり、お金も結構かかるものもあります。

とりあえずお勧めは↓です(一番下をのぞく)。なお、おすすめ順に並べているわけではありません。

  • リマインダー:iOSデフォルトのリマインダー。個人的にはUIが少し使いにくいのですが、基本的な機能的にはこれで事足りるはず。UIの多少の使いにくさなんて我慢すればよいのでは、と思う人もいるかもしれませんが、To Doアプリは常に携帯するデバイスで頻繁に使うので、ちょっとでも手に馴染んで使い心地がよいものを選ぶのがおすすめです。
  • Google To Do:こちらもおなじみのアプリ。リマインダーとどちらを使うかは好みの問題と、自分が使っているカレンダーとの親和性で決めるのが良いかなと思います。
  • TickTick:サブスク型の有料アプリ。自分はこれをメインで使っています。有料なだけあって、わかりづらくならない程度に多機能かつ軽量なのが良い点。UIもきれい。短所は、課金型アプリな点。上2つで機能的に事足りているのであれば、課金は不要かも。
  • Notion:NotionでもTo Do管理は可能です。ただ、NotionのUIは全体的に大規模プロジェクトのタスク管理とかには良いのですが、毎日の細かい事をやるには不向きだと思います。もう少し使い勝手が良いNotion連携アプリが開発されれば良いのですが。
  • Things:買い切り型To Doアプリ。高性能かつサブスク型でない点が良い点。
  • Tana:まだ開発中ですが、気になるアプリ。

お勧めの本

  • デビッド・アレン『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』二見書房
Tomoaki Yamada
Tomoaki Yamada
Professor of Economics

My research interests include heterogeneity in macroeconomics, inequality, consumption and savings, population aging, and the social security system.

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