論文・レポートを書く:学部生向け

論文・レポートを書く

  • 卒論や長めのレポート、ISFJ論文といった論文を学部生が書くための基本的な知識
  • 大学卒業後も企画書や報告書を書く機会はきっとある

まずはアウトラインを考える

  • いきなり書き始めない
  • まずはアウトラインを考える
    • 章立て:目次をしっかりと練る
    • 後で変わっても構わないけど、何も指針なしで書きはじめては駄目
  • 「何が問題なのか?」「そのテーマは面白いのか?」を考える
  • 論文であってもストーリーは大切

章立てのイメージ

  • 「何が問題なのか?」が定まってくると自然と次にやるべきことは見えてくる
    • 必要なデータ
    • 制度的な背景:現行の仕組みの問題点を指摘 etc.
    • 説明に必要な理論モデル
    • 場合によっては歴史を調べる
      • 上記の制度的な背景と一緒に説明をするのもあり

書き方

  • 頭から書かない
  • 例えば、よくある構成として、
    1. イントロ
    2. 現状分析
    3. 歴史的背景
    4. 先行研究
    5. 分析:理論モデル・データ分析
    6. 結果
  • 上の形にこだわる必要はない
  • イントロは最後に書く
  • イントロの研究動機として個人の体験を書く人がいるけど、基本的に読み手はあなたの個人的な経験に関心はない
    • 一般的な読者にとって面白い・ためになると思われる事を書く

乱読のススメ

  • 本は頭から終わりまで全て読まないといけないわけではない
  • いろんな本の必要な箇所だけをつまみ読みすることも大事
  • お金がかかるので、大学や地域の図書館を活用する
    • ただし、大事な本は自分で買ったほうが良い
    • お金を出して本を購入=読むことをコミット
      • 大学教授はその限りではない…
Tomoaki Yamada
Tomoaki Yamada
Professor of Economics

My research interests include heterogeneity in macroeconomics, inequality, consumption and savings, population aging, and the social security system.

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