大学院の指導教員について
大学院で私を指導教員に選びたい人は必ず以下を読んでください
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研究分野だけでなく、研究対象へのアプローチを確認してください。
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私の専門領域は定量的マクロ経済学(Quantitative Macroeconomics)です。
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私のアプローチは動学的一般均衡モデルに基づいたマクロ経済の分析で、理論モデルを用いて経済格差や社会保障制改革等を研究しています。
- 時系列分析に基づく公的年金分析などは完全に研究対象外です。
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私は基本的に実証研究はしていません。実証分析に該当する共同研究は存在しますが、単独で専門的な計量分析はしていません。自分の研究プロジェクトに必要な範囲でデータワークをすることは多々ありますが、実証研究の専門家ではありません。特に、ミクロ計量分析や時系列分析は専門外なので指導できません(他人の論文を読むのが精一杯です)。
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実証分野に関心がある学生は、必ず実証研究を行っている人を指導教員に選びましょう。
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動学的意思決定モデルを用いた構造推定については、内容次第で指導可能ですが、その場合は例えばFrench (2005) “Labour Supply and Retirement,” Review of Economic Studies, Vol.72, 395-427などに目を通して、自分が関心がある研究対象・アプローチとフィットしていることをきちんと確認してください。